防災倉庫設置にどのくらい時間がかかるか?
防災倉庫には、いろいろなタイプがありますが一般的にここ40年間多いのが
上記のような波板タイプのアルミ製防災倉庫です。そのほかにもステンレス製
や波板タイプでなくエンボス仕様もありますし、ガルバリウム鋼板の倉庫も
あります。
防災倉庫を設置するには、設置する場所を下見して設置する場所がコンクリートか
土(設置後地盤沈下が考えられる)なのか、搬入する時4tユニック付きのトラックに
載せて搬入するので搬入時クレーンが使える環境か(必要時は大型のクレーン車を使用)
確認します。
基礎も通常はブロックのみの基礎で前もって上記写真のようなブロックの基礎工事をします。
ユーザの仕様で重たい物資を入れる場合(水や土のう)などは、布基礎やベタ基礎にします。
この場合コンクリートミキサーでコンクリートを流し込むので養生に数日かかります。
一般的なブロック基礎は1時間位でコンクリートを切って平行を出す場合は3時間位はかかります。
基礎ができると、搬入ですが先ほどの下見してあるので通常トラックに載せている倉庫をクレーンで
つって基礎の上に乗せアンカーを打ち込んでおしまいです。1~2時間もあれば最終検査をして
仕様通りになっているか確認して作業終了。
過去5千棟以上防災倉庫を納入してきましたが、現場でのエラーもいろいろありましたが全部データとして
今後の為に利用しております。
過去こんな例を2件挙げときましょう。
・水が冠水しやすい住宅街の公園に水防倉庫を設置(ベタ基礎)しましたが、土のうを2000袋いれたら
土のうの重みで倉庫の壁が膨らんで変形しました。対応として新しい倉庫に変えて倉庫の内側にコンパネを
つけて再度設置しなおしました。今度は土のう入れても現在まで問題ありません。
・下見した場所へ25tの大型クレーンで設置する時に、電線と木の枝がが邪魔をして設置できない場合が
ありました。倉庫を設置する時期はたいてい学校の夏休みに児童がいないときに設置しますが、たまに
下見から状況が変わってしまっている事もあります。その時は、校門からトラックをいれできるだけ校庭の
近い場所へ倉庫をおきます。校庭には重たいトラックやクレーン車など車両は入れません。
設置場所まで、倉庫の下にころをおいて我々人間の手で押して搬入しました。その後は、基礎の上に手この
応用で倉庫を設置しました。この時は時間がかかりました。
防災