避難は警戒レベル4までに!早めの避難で災害から身を守ろう
出典:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
2021年に「大雨警戒レベル」が変更されたことをご存じですか?
内閣府(防災担当)により2019年に導入された「大雨警戒レベル」。
私たちは「自らの命は自らが守る」意識をもち、自らの判断で避難行動をとることが必要です。
直観的に理解しやすくなるよう、避難勧告が避難指示に一本化されるなど
2021年に警戒レベルの内容が一部変更されました。
5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっていますが
ポイントは「レベル5を待たずにレベル4までに避難を終えること」です。
最近よく聞く「線状降水帯」、「ゲリラ豪雨」との違いは?
最近、集中豪雨のニュースで「線状降水帯」という言葉を目にします。
強い雨といえば「ゲリラ豪雨」のイメージでしたが、「ゲリラ豪雨」とは違う現象なのでしょうか?
出典:日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風
強い上昇気流によって鉛直方向に「積乱雲」が発達して局地的な大雨「ゲリラ豪雨」をもたらします。
雲の高さは10kmを超え、時には成層圏まで達することもあります。
水平方向の広がりは数km~十数km。
一つの積乱雲がもたらす現象は、30分~1時間程度で局地的な範囲に限られます。
出典:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
「線状降水帯」は「ゲリラ豪雨」をもたらす「積乱雲」が線状に連なることで形成されます。
雲の高さは10kmを超え、時には成層圏まで達することもあります。
線状に伸びる長さは50km~300km程度、幅20km~30km。
数時間にわたって、ほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される雨域が「線状降水帯」です。
早めに避難するために大切なことは?
防災機関や自治体などはさまざまな情報を発表しますが
脅威が間近に迫っているときに行政が一人一人を助けに行くことはできません。
災害のおそれがある場合には、自らの判断で早めに避難行動をはじめましょう。
この大雨大丈夫?と心配になったときは、気象庁のサイト キキクル で
自分の住んでいる地域の大雨・洪水警報の危険度分布を知ることができます。
もしもの時に備えて、ぜひチェックしてみてください。