災害時の簡単な低体温症対策
2024.06.24
ライフラインが止まった時に使用する、飲料水袋。
飲料水袋を使用することで、断水時でも安全に飲み水を運ぶことが出来ます。
また、活用方法は水を運ぶだけではありません。
被災地で実際に役に立った活用法をご紹介します。
低体温症の対策になる
飲料水袋に60℃程のお湯を入れて、胸に当てることで体全体を温めることができます。
特に、冬の避難生活で最も気をつけなければならない「低体温症」に効果的です。
能登半島地震においても、低体温症で亡くなられた方は少なくありません。
低体温症を防ぐ上で特に大切なのが「加温」。
冷えた体を温めるには、「胸」を温めることが効果的です。
ポリエチレン素材等でできている飲料水袋は、柔軟性があるため、胸に当てても痛くありません。
また、熱くなりすぎる危険もありません。
飲料水袋の一石二鳥
飲料水袋を備えておくことで、飲み水を安全に運ぶだけでなく、
冬の避難生活では、低体温症対策に役立ちます。
中のお湯は無駄にならず、もちろん飲み水としても利用できるので一石二鳥です。
これを機に、飲料水袋を災害用備蓄品に加えましょう。
能登半島地震 死因は「圧死」約4割 「低体温症」や「凍死」も 石川県 | NHK | 令和6年能登半島地震