「防災気象情報」を活用しましょう!
初夏から秋にかけては、台風や前線の影響で、大雨・洪水・暴風・高潮等による自然災害が発生しやすい季節です。
早めの避難などの防災行動をとることができるよう、気象庁は様々な「防災気象情報」を発表しています。
時間を追って段階的に発表される「早期注意情報」や「気象情報」「注意報」「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、
早め早めの防災行動をとるようにしましょう。
「防災気象情報」を入手するようにした方が良いと分かっていても、どういう時にどういった情報を検索すると良いのか、
分かっているようで分かっていない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は「防災気象情報」の概略、ポイントをお伝えします。
キキクル? 警報?
「防災気象情報」をネット上で検索するキーワードを入力しています
(1)警報・注意報
気象警報を発表するような激しい現象は、ひとたび発生すると命に危険が及ぶおそれがあります。
そうした現象が予想される数日前から気象庁では「早期注意情報」や「気象情報」を発表し、
その後の危険度の高まりに応じて「注意報」「警報」「特別警報」を段階的に発表しています。
市区町村は警報などを受けて、ハザードマップなどに基づく危険な区域の住民に対して、
高齢者等避難、避難指示などの発令を検討します。
なお日頃から、「重ねるハザードマップ」や、市区町村が作成している「ハザードマップ」を活用し、危険箇所を確認しておきましょう。
その他、下記の「防災クロスビュー: bosaiXview」「J-SHIS Map」も、ぜひ日頃から参考にしてみてください。
参照:防災クロスビュー:気象災害(β版) (bosai.go.jp)(国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総合防災情報センター)
参照:J-SHIS Map (bosai.go.jp)(国立研究開発法人防災科学技術研究所)
(2)土砂災害警戒情報
雨が降り出したら、大雨や洪水の「警報」、さらに「土砂災害警戒情報」にも注意しましょう。
この「土砂災害警戒情報」は、「警報」の発表後、土砂災害発生の危険度がさらに高まったときに
都道府県と気象庁が共同で発表しており、命を奪うような土砂災害が
いつ発生してもおかしくない非常に危険な状況であることを伝える情報です。
(3)キキクル(大雨・洪水警報の危険度分布)
気象庁では、地図上のどこで危険度が高まっているかがリアルタイムで色分けされる
「キキクル(大雨・洪水警報の危険度分布)」も提供しています。
パソコンやスマートフォンから、気象庁のウェブサイトの「キキクル(危険度分布)」で確認できます。
この「キキクル(危険度分布)」サイトで、「土砂キキクル」「浸水キキクル」「洪水キキクル」を見る事ができます。
ぜひ、活用していきましょう。
出典:防災気象情報とその効果的な利用 | 気象庁 (jma.go.jp)
参照:大雨や台風の気象情報に注意して 早めに防災対策・避難行動を行いましょう | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)