災害・防災に関する情報発信メディア

地震発生から4日~2週間まで避難所はどうか?

2017.12.27

劣悪な避難所環境の中で、体調不良者や震災関連死が急増

第2段階

 ライフライン:復旧又は一部復旧

 避難所の環境:野菜、ビタミン不足、アレルギーなど食事の問題や食中毒が発生やすくなる

        住宅の後片付けに追われ、慢性疲労や怪我が増える

        持病の治療などの不安がが出てくる(手持ちの医者から処方された薬がなくなる)

        ストレスで精神疾患、喘息、アレルギー、循環器系疾患などが悪化する

        長引く避難生活で健康だった人も体調不良を生じるようになり、ストレスや今後の不安から不眠が増加

        体を動かす機会が減り運動不足になる

 環    境:避難所への支援体制が整いつつあが、ニーズに十分対応できない

        荷物が増え、環境面での問題が噴出し又、人の出入りが激しくなり犯罪や被害の危険性が高まる

        マスコミへの対応が必要となる

 要 配 慮 者:高齢者の日常生活動作の低下、脱水症、感染症、便秘症、下痢症が増加する可能性がある

         子供の情緒や生活習慣の変化

 

   ※厚生労働省「避難所生活を過ごされる方々の健康を守るためのガイドライン」より

 

 この辺の状況ですと季節にもよりますが食中毒、ノロウイルス、インフルエンザが心配です

 服や下着などの洗濯や体を拭いて清潔にすることや飲料水と歯を磨いたり顔や手を洗ったりと

 生活用水が必要となります。水道が止まった時、限られたペットボトルでは足りません。

 学校のプールに200tの水があれば、浄水器で濾過して避難者に分配できます。

 道路が普及すれば、水道局から給水タンク車が巡回で水を供給してくれます。

 できれば、コインランドリィがあれば洗濯が可能ですし、スーパーセントウが近くになければ

 災害用の簡易お風呂があれば温まって気持ちを癒せますね。 現実的には自衛隊のお風呂のセットが

 各避難所に巡回してもらう事ですが、各官公庁で4セットを4tユニックのトラックに

 積んで各避難所へ回ってもらいたいですね。

 備蓄をしていると動く機材は毎年メンテナンスが発生しますので防災訓練で年1回は使用して、

 いつ来るかわからない災害に備える必要があります

 しかし、このお風呂セットも予算の関係上そうそう購入できるものではありません。

 我々が今検討しているお風呂セットは、防災倉庫に、電気式ボイラーの給湯器と水を引き込む水中ポンプ、

 それらを動かす発電機、組立水槽がお風呂、そして風呂場と更衣室になる4方幕テント2~3張りを備蓄し

 必要な時にトラックに積んで別の避難所で使用できるような商品を安く検討中です。

 

防災

 

 

一覧へ戻る